出産の流れ

基本理念

Family
家庭的なあたたかい雰囲気を大切に
Individual
個性を尊重しながら、より主体的にお産や育児に関わる
Natural
自然の力、女性本来の持つ産む能力や育てる力を最大限に引きだす
Ecology
最適の環境を作る

「どのような出産 ・ 育児をしたいかということは、どのような生き方をしたいかということにもつながる」と言われています。尊い生命の誕生は、お母さん自身の人生においても大切な1ページです。今一度、お産の主役はあなたであり、また赤ちゃんであることを見つめ直して下さい。そして、お産という女性のみに与えられた喜びを存分に味わって下さい。

私たちはあなたのサポーターとして、最高のお産…福田病院の考え方であるFINEバースを提供し、産んで良かったと思えるような素晴らしいお産を、そして子育ても楽しんで頂きたいと願っています。出産までの限られた貴重な日々です。納得のいくお産を目指して、積極的に取り組んでいきましょう。

本来は、お産の際のスタイルや呼吸法などは決まってはいません。自然のエネルギー (本能)に身を任せてみましょう。陣痛の波に乗って自らの内から出てくる衝動のままに呼吸をし、立ったり、歩いたり、あるいはしやがんだり、横になったり、膝まづいたり… と、自由に身体を動かしてみて下さい。当院は、ご本人が選択された出産方法に対応できるようにしています。

FINEバース(出産編)

LDR入室

分娩監視装置装着

お母さんのおなかに陣痛計と胎児心音計をベルトに固定し、陣痛間隔と赤ちゃんの心拍数の変化を観察します。

出産準備

導尿

赤ちゃんが生まれる直前、膀脱を空にして赤ちゃんの下降を妨げないよう、また、腹圧により尿を漏れるのを防ぐために、尿道口から管を膀胱に通して尿を出します。

出産時の体位

赤ちゃんが生まれる直前、外陰部を消毒し、赤ちゃんが産ま れてくるのにそなえて清潔なスペースを準備します。脚を大きく左右に開いた姿勢で陣痛に伴い腹圧が自然にかかれば、いきみます。
側臥位(横向き)、四つん這い、スクワットの姿勢などご自分のいきみやすい姿勢でかまいません。

会陰切開

赤ちゃんの誕生に際して、会陰部の伸びや広がりが不十分で大きな自然裂傷のできる危険性のある場合や、赤ちゃんの状態により急いで体外へ出す必要のある場合などに、会陰部に剪刀(はさみ)で切開をいれます。切開に際しては局所麻酔をします。

ご出産

鼻・ロ腔内羊水の吸引

赤ちゃんの鼻や口から吸引チューブを入れて、赤ちゃんの吸い込んだ羊水を吸引してうまく呼吸で きるようにします。また、濁った羊水を肺に吸引するのを防ぎます。更に、赤ちゃんの背中や足の裏を刺激して呼吸(啼泣)を促します。

臍帯切断

胴の緒を胴帯クリップを用いてとめ 剪刀(はさみ)で切断します。医療行為になりますのでご本人あるいはご家族での切断はできません。

赤ちゃんを抱く

お母さんと赤ちゃんの状態に問題がなければ愛しい我が子を抱きしめ誕生の喜びを実感して下さい。

胎盤娩出

胎盤が子宮壁から自然に剥げるのを待ち、臍帯を軽く引きながら胎盤を出します。この際、軽く腹圧をかけていただくこともあります。この処置の間、赤ちゃんはあたたかいベッドで待っています。

会陰縫合及び診察

会陰裂傷や会陰切開創のある場合は局所麻酔を使って創の縫合をします。創の有無に関わらず子宮内に遺残物がないかどうか、子宮からの出血が続いていないか、子宮収縮は良いかどうかなどを腟鏡診、内診、直腸診により調べます。医学的に必要に応じて、更に処置を要する場合もあります。

個室入室

LDRで約2時間、出産後の回復状況の経過観察をして、状態が安定していれば病室(個室)へ移ります。

FINEケア(育児編)

ご出産

出生直後から赤ちゃんとお母さんは一緒に過ごせます

お母さんと赤ちゃんの体調がよければ、出生直後から赤ちゃんはお母さんとに過ごせます。生まれてまもない赤ちゃんは最も覚醒していて刺激にとても敏感な状態です。このような時期におっぱいを吸わせたり、お母さんと赤ちゃんが一緒に過ごすことはとても大切なことです。

赤ちゃんの
チェック

清拭

赤ちゃんは体温調節などが未熟なため、低体温にならないよう、出生直後の沐浴(産湯)をおこなわず、血液などを拭き取るだけにしています。

診察

赤ちゃんは出生後、医師の診察を受けます。問題がなければそのまま母子同室ができます。ただし、この時期の赤ちゃんは胎外環境に適応しようとしている不安定な時なので、急に変化することがあります。赤ちゃんの手足が冷たい、顔色が悪い、吐く、むせるなど気になる時は、すぐにお申し出下さい。

母子同室
スタート

スタッフはお部屋にうかがいます。赤ちゃんの抱き方、おむつの替え方、授乳方法などについて、個別に説明します。お母さんからご相談がある時は、随時対応しています。
最初の2〜3日は、頻回授乳と抱つこの連続で、睡眠不足になりがちです。また、どなたも不安でいっぱいな時期ですが、母子同室にすることで、お母さんは赤ちゃんを見てふれること ができ、赤ちゃんがそれに反応することによって母子の間に次第に相互的な関係が確立していきます。入院中一緒に過ごして、授乳や赤ちゃんのお世話に慣れましょう。

上記の説明は一般的な内容です。赤ちゃんやお母さんの状態にあわせて、 随時変更になる揚合があります。